世の中には良い人がいっぱいいる。
そんな人は、他人が弱ったところを見るとついつい助けたくなる。
余裕があるなら良い、しかし自分に余裕がないのに助けてしまう。
そうなると自分を犠牲にすることになってしまう。
そんなの、ミイラ取りがミイラになるようなものだ。
じゃあ見殺しにするのがいいのか、それだと夢見心地が悪い人も多いだろう。
であれば、余裕がない時は自分で助けず、他の人に助けてもらうことをお願いしよう。
他人になすりつけると言う言葉に置き換えると若干気持ちが悪いかもしれないが、そういうことだ。
何も余裕がない自分が助ける必要はなく、他の人に任せたほうがうまくいく場合も多い。
例えば、街を歩いていて体調が悪くてうずくまっている人がいるとしよう。
善良なあなたはその人を助けようとあれこれしようとするが、救急車を呼ぼうにも携帯に電池がなく、介護しようにも医学の知識がない。
走って公衆電話を探しに行ったり、訳も分からず心臓マッサージをしようとしたりするのでなく、そんな時は他の通行人にお願いをするのだ。
そうすれば携帯を持っている人がすぐに救急車を呼んでくれ、医学の知識のある人が適切な処置をしてくれるだろう。
別に自分が何でもできなければならないと思い込まないことだ。
恥ずかしい事でも何でもない、余裕がない時は自分で助けず、他の人に助けることをお願いしよう。
結果的にそっちのほうがうまくいくことが多い。