子どものころは立派になろうとしていた時がある気もしますが、自分の小市民っぷりに気づくことも多くて、とっくに諦めました。
↑ 嘉門達夫 の 名曲 小市民
通勤時にも、私の小市民っぷりが発揮されます。
私が使う線路は、電車のドアが開く場所がホームに印刷されておらず、線路の向こう側に表示されているタイプです。
↓イメージ図
その表示に従ってみんな行儀よく二列に並びます。
私は数年間おなじ電車を使い続けているので、どこだと空いている席を取りやすいか、だいたいわかってきます(というかわかった気になるだけで、大してわかっていませんが)。
私が好むのは二列の内側寄りです。
外側は席数が少なく、内側は多いので、内側に並んだ方が座れる確率が高くなるので、私は内側を狙いに行きます。
「これで座れる確率があがったぞ!」とうれしくなるのですが、油断なりません。
「え??」なんと私より内側に人が並ぶではありませんか!
こういう人はだいたい何も考えずにスマホをいじっている若者です(この発言がおじさん・・・)。
この無礼者(別に無礼なことはしてないが、ここではあえて無礼者と呼びます)にイライラしていると・・・
おいおい! 無礼者の後ろに人が並んでしまったじゃないか!?
こうなったら止まりません。
私と無礼者を先頭に、すっかり列ができあがってしまいました。
こうなってしまうと、後ろの三人から「おいおい、ちゃんと前の表示通りの位置に並べよ」というイライラが私に向けられている気がします(完全に妄想)。
そわそわして落ち着かず、静かに外側にずれてしまおうかと思いますが、こんな嫌な思いをするのもすべては無礼者の責任です(完全にとばっちり)。
ここで外側にずれてしまえば、私は内側にすばやく入ることができずに座れなくなるかもしれません。
最初から内側に並んでいた私には、内側から最初に電車に乗り込む権利があるはずです!
電車がきました!
覚悟を決めた私は、「後ろの三人ごめんよ!」と心の中で謝りながら、最初に内側から乗り込みます!
ということをこれまで何回かやっているのですが、ほとんどの場合、内側の席が埋まっていて座れず、外側が空いていることが多いのです(笑)
「ああ、素直に外側にずれていればよかった・・・」なんて思っても、運次第なので、そうすればきっと逆のことが起きるでしょう。
小市民な私は日々こんな小さなことで一喜一憂しています(笑)