制度を作るなら性善説を軸に実験的に始める_1

もしも組織で新しく制度を作ることができる方は、性善説を軸にしたものを作っていただきたいと思います。

かつ、スモールスタートで実験的に始めることも大切です。

こうすることで、制度に込めた想いも廃れることなく、組織に属する人が自制を効かせてその制度を使い、運営する側もほとんど労力が掛からなくなります。

性悪説を軸にした制度とは

一般的な日本企業の制度は性悪説を軸にしています。

もともと制度を作るときは「組織を良くしよう」という、作る人の想いが必ずあるはずです。

しかし、数パーセントのフリーライドする「悪い人」たちを取り締まるために、あれやこれやと仕掛けを作っていくうちにその想いは埋もれて見えにくくなって「使いにくい制度」になります。

設計が済んで運営していくときも気が抜けません。

「悪い人」が出ないように取り締まることが運営の中心になりますが、そのうち制度の隙間を突いてくる「もっと悪い人」が現れます。

その度に制度を変更して隙間を埋める、また隙間を狙われる、そして制度変更…のいたちごっこを繰り返すうちに「さらに使いにくい制度」が生まれてしまいます。

こうなってしまうと「誰や?こんな制度作ったのは?」と酷い言われようになってしまうのです。

性善説を軸にした制度とは

性善説を軸にした制度とは作る人の想いを前面に出したものです。

数パーセントの「悪い人」は無視して、全員が「良い人」である前提です。

取り締まりをしないため、運営は楽です。

まるで何も問題なさそうな性善説を軸にした制度ですが、これ、仕掛けをしておかないと歯止めが利かなくなります。

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