「はじまりのうた」という映画で、主人公(ダン)のこんな素敵な言葉があります。
音楽の魔法だ
平凡な風景が意味のあるものに変わる
陳腐でつまらない景色が
美しく光り輝く真珠になる
音楽でね
(滝川徹さんのブログでお勧めされていて、観た映画です! まだの方はぜひ!)
そうなんです!
音楽で日常の風景が変わるのです!
私は「家↔会社」を行き来する毎日を過ごしているので、寄り道しない限りは風景は全く同じです。
でもそこに音楽を加えるとガラリと変わります。
(完全に好みの世界ですが(笑))風景を変えるお勧め3曲を紹介します!
ビリー・ジョエルといえば「Piano man」や「Honesty」が有名ですが、この「All About Soul」はアルバム「River of Dreams」に収録された隠れた名曲です。
朝の通勤電車から降りるときにこの曲をガンガン聞きます。
すると満員電車から降りるサラリーマンたちが急に「戦う戦士たち」に変身します!
ほんとみんなカッコよく見えるのです!
「みんな背負っているもののために戦場へ向かうのだ・・・」と勝手にストーリーが浮かびます。
そして私も戦士たちの仲間入りをしている気になって、職場に向かう足取りが軽くなります。
「たま」を知らない方もおられるかもしれませんが、1990年代に流行ったバンドです。
「たま」はイロモノバンドに見られがちですが、実はとんでもなく名曲ぞろいで、演奏も抜群にうまいのです。
バンド好きの方はYoutubeでライブ映像を見ていただくと驚かれると思います。
名曲ぞろいの「たま」ですが、この「星を食べる」を月のきれいな夜に散歩しながら聞くと、もう一つの世界に入ってしまったような気分になります。
まさに動画のちびまる子ちゃんの世界です。
世界の際(きわ)にいるような、すこし危なっかしくも、美しくて優しい風景に変わります。
そして聞いた後はちょっと気持ちが軽くなっていることに気づきます。
ハンバートハンバートを知らない人は多いかもしれませんが、清涼飲料水のアセロラのCMで「アセロラ体操のうた」という曲(「た、た、た、た、たいよう~」というフレーズ)を聞いたことがある人はいるでしょう。
ハンバートハンバートも名曲ぞろいですが、風景を変える曲は断トツで「おかえりなさい」です。
シトシトと長雨が降る夜、家の中でこの曲を聴けば、現代版「神田川」の世界に変わります!(だったら神田川聴くよ、は無しです笑)
部屋の中のものがすべて哀愁を帯びるというか、意味があるようなものに見えます。
聞いた後は、心がきゅーんと切なくなって寝られなくなるので、聞く時間には注意が必要です。
曲の好みはその人の思い出とセットになっていて、ほんと人それぞれです。
私の好みで3曲をあげさせてもらいましたが、私のように毎日の同じ風景にちょっとスパイスを加えたいと思う時は、自分の好きな曲から風景を変える曲を探してみると楽しいと思います。