やろうとしても気が乗らずに先延ばししてしまうことは、仕事でもプライベートでもあると思います。
しかし、先延ばししても状況は改善せずどちらかと言えば悪化していきますので、先延ばしせずに取り組みたいものです。
タスクリストでやることを管理している人も多いと思いますが、タスク名をファーストステップだけ書くことによって先延ばしを防ぐことができます。
例えば、部署全体の業務をまとめたガイドラインを作るプロジェクトを任されたとします。
そこでタスクリストに「ガイドライン作成」と書いてしまうと、仕事の大変さが頭に浮かんできて、なかなか手がつけられなくなります。
「ガイドライン作成」というタスク名は「どでかい山に登る」と書き記している事と同じです。
「どでかい山に登る」と書かれていれば、うんざりして、登るのが嫌になるのは理解できることだと思います。
結局、そのまま先延ばししてしまい、締め切りギリギリになって慌てて手をつけ始めるのです。
そんな時は「右足を一歩前に出す」というファーストステップだけ書くのです。
先の例で言えば、「”ガイドラインの作り方” を Google検索する」というタスク名にします。
それだけならば100%実行可能です。
「え?それだけやっても終わらないよ?」と思うかもしれませんが、心配ありません。
なぜならば、以前の「ガイドライン作成」というタスク名のままであれば先延ばしをして何もしなかったことに比べると、小さいかもしれませんが一歩目を踏み出していますよね?
ゼロよりイチの方が進んでいます。
さらに、不思議なことに最初の一歩を踏み出してみると、もう少し登りたくなります。
ふと気づけば、Google検索して見つけた記事から、ガイドラインの雛形をダウンロードするところまで進めていることに気づくでしょう。
そして次の日のタスクリストでも「ガイドライン作成」でなく、「ガイドライン雛方ファイルを開く」という絶対に実行可能な次のファーストステップだけ書くのです。
言葉を変えただけの子ども騙しのように感じるかもしれませんが、効果はあります。
気の乗らないタスクの先延ばしに悩んでいる方は試してみてください。