文句が言いたい人は聞いてほしいだけの寂しがり屋さん

こっちの事情も分からず好き勝手文句を言ってくる人はどこにでもいます。

噛みつかれた方はたまったものじゃありません。

いち日の気分が台無しになることもあります。

でも文句を言ってくる人は聞いてほしいだけの寂しがり屋さんであると知っておくと、気分は少し楽になるのではないでしょうか?

会社での出来事

私が仕事で携わった大きなプロジェクトがありました。

一年ほどかけてチームのみんなで作り上げ、大きな成果がありました。

将来も見据えて長期的に会社に貢献できるものができたと思います。

それが社内に公開されてしばらく経ったある日、知り合い(ここでは「彼女」とします)から一通のメールが入ってきました。

「先日公開されたやつ、評判悪いよ」

「現場のこと何も分かってない」

「気に入らないから変更できる?」

と散々なことが書かれていました。

(彼女はそれに私が関わっているかどうかは分かっていません)

気分が悪くなった私は急いでいたこともあり、

「変更は無理」

「意見は部内で共有しておく」

と数行だけ返信しました。

素っ気ない返信にちょっと面食らったのでしょうか、彼女から今度はもう少し丁寧なメールが来ました。

「公開されたやつで時間を取られていて困っている」

「もう少し丁寧な説明が欲しかった」

こう書かれていると話は変わってきます。

こちらとしても有難い改善するための大切な意見です。

この後、私からは先ほどの淡々とした返信について謝罪し、意見頂いたことにお礼を伝えました。

文句言いたい人の気持ち

彼女も分別ある良い大人です。

彼女自身、文句だけ言っても意味がないどころか、相手(この場合は私)が気分を害することも分かっていたでしょう。

でも、いろんなことでストレスが溜まっていて、吐け口のターゲットにしやすいものが目の前に現れたので、思わず文句を言ってしまったのでしょう。

そこに大した意味はありません、寂しくて誰かに聞いてもらいたいだけなのです。

誰でも経験あるとは思いますが、自分とは全く接点のない有名人や、TVの向こうの出来事に物申したくなるような感じに似ています。

もちろん、自分が吠えても何かが変わる訳ではなく、Twitterなどで直接伝えれば相手は気分を害することも分かっています。

でも止められない、あの感じです。

受ける側の気持ち

では、受ける側は文句を言ってくる側のことを察して聞いてあげないといけないのでしょうか?

それについてはどちらでもよく、自分がどうしたいかで決めて良いと思います。

聞いてあげたければ、文句の裏側にある本当の気持ちを聞き出しても良いですし、余裕が無ければ聞き流しても良いです。

人によって変えたって良いですし、同じ相手であっても自分の状態によって聞いたり無視したりしても良いでしょう。

どちらにせよ、相手は聞いてほしいだけの寂しがり屋さんである、ということを知っておくだけで、受ける側の気持ちの負担は軽くなると思います。

まとめ

文句を言いたい人は聞いてほしいだけの寂しがり屋さんです。

それはみんなにも共通して言えることで、私もあなたも文句を言いたくなる時はあって、気持ちの動きは似たようなものでしょう。

文句を受ける側は、聞いてあげるのもスルーするのもどっちでも良いと思いますが、「文句を言いたい人は聞いてほしいだけの寂しがり屋さんだ」と知っておけば、「仕方ないな、聞いてあげようかな」という気持ちの余裕が生まれやすいかもしれません。


kotetsu

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